水墨画家竹田繭香

私の友人の中で、最も文化芸術の分野で秀でた方をご紹介します。竹田繭香さんです。

うちの家の床の間に水墨画の掛け軸がぶら下がっていたのですが、作者不詳で長い間ただ祖父が気に入ってたという理由で掛けていたものです。

何十年も掛けてあったのでボロボロでしたが・・・

私のイメージでは、水墨画を書く人って高齢の方が多いように思っていましたが、竹田さんはお婆ちゃんではありません。(下記URLから彼女を確認できます)

http://mayukatakeda.com

http://mayukatakeda.com/

なぜ私が彼女を紹介させて頂いたかと言うと、その類い稀な多面性に魅かれたからです。

これしかやったことがないという専門家は、これは出来るけど他は全然ダメという極端な人が多いのですが、彼女の場合は何をやらせても卒なくこなしてしまう器用な所があるんです。

卒なくこなすというのは、それほど誉め言葉でもなく、失敗がないという意味で全部優れているという意味ではありません。

ただ、今のご時世、他は全然ダメだけど何とか必死で探して無理やりこじつけてでも「自分の売り」というのを見つけて、それだけをアピールして、何とかそのブランドで生きていこうとする人が多い中、何をやっても出来てしまう多才な能力の持ち主は本当に少ないと思います。

私、人材育成の仕事を通じて沢山の方と出会ってきましたので、私の研修やセミナーを受講する方々の「売り」を探す技術やその着眼点に関してはかなり自信を持っています。

受講される方に「私、人に誇れるものなんて何もないんです」「今まで何もしてこなかったから・・・」って言われる中で、その人のブランディングをします。

何にもしてない人はいないのですが、本人がそう思ってしまっているから何も見えないんですけどね。

そんな人が多いのに、何でも卒無く出来てしまうって凄いことだと思いませんか?

竹田さんは、水墨画家なので細かい部分に集中する作業が多く、一点に集中する「ここぞという時」の集中力がかなり高いことは皆さんにも想像がつくと思います。

人間って集中している時は表情が険しく人を寄せ付けないオーラを出しますよね。

そんな人を寄せ付けないほどのオーラが出せる人なのに、その反面、見た目は何も考えてないようなおっとりとした静けさも持ち合わせているんです。

芸術家の中には、人前に出るのが苦手な人や、寡黙な人が多いのですが、彼女の場合は人前に出るのを躊躇わない明るい社交的な部分もあって、しかもかなり面白い。

皆さんにも彼女を知ってもらいたいって心から思います。

これが彼女を紹介させて頂いた理由です。

水墨画家として多くの賞を受賞されていますので、下記URLから彼女の功績をご覧頂きたいと思います。

http://mayukatakeda.com/

右の絵は私の好きな「コルドバ」という名前の作品です。水墨画って上述した通りお爺ちゃんの絵ってイメージでしたが、彼女の絵を見てからそのイメージは無くなりました。彼女が水墨画家の枠を飛び出して墨絵画家として「墨絵」というジャンルを世に知らしめたいと言っていたのを聞いて凄く応援したくなりました。

次の作品は・・・

2017年4月にサロンブラン優秀賞、2018年1月に藝術賞を受賞した作品「龍神」です。

うちの床の間に飾りたい作品候補ナンバー1です。

この墨絵もコルドバとは違った魅力を感じますよね。

迫りくる荒々しさとともに、細部まで丁寧に描写された濃淡の表現に魅入ってしまいます。

この作品も大好きです。

紹介しだすと素晴らしい作品がいっぱいあってきりがないのですが・・

最後にアイキャッチ画像として冒頭でご紹介しているのが私の一番欲しい作品です。

「モンサンミッシェル」

月に照らし出され水面に姿を映したシンメトリーの描写は、もう凄いの一言です。

写真じゃなくて手で描いているのに水面に映し出された方の姿が絶妙にぼやけているところに惚れました。

紹介しました3つの作品は私が個人的に好きな作品です。ご覧になる方によって好みは違うと思いますので皆さんのお好みの作品を彼女のサイトで見つけて頂きたいと思います。

先日、東京六本木の国立新美術館で下記の美術展が開催されました。

第16回アジア創造美術展(国際墨友会主催)

第23回日仏現代国際美術展(サロン・ブラン美術協会主催)

上記2つの美術展は合同開催だったので、私も両方の美術展を鑑賞させて頂きました。

会期はいずれも2019年1月23日(水)~2月4日(月)で既に終了しております。

当日は2時間ほど時間が取れたのでゆっくり観て回るつもりでいたのですが、全国から多くの作家さんによる多数の作品が出展されていたので2時間でも少ないくらいでした。

左は竹田さんの出展された「祥花よせ」という作品です。

それぞれの木々や枝葉の力強さが一輪の花の可憐さを引き立たせている素敵な作品です。

作品が完成した時にも見せて頂いていたので会場でもすぐに見つけられました。「これだ!!」って・・・

ずっと絵の前で見惚れてました。

今回見逃された方は、是非次回の出展の際には足を運んでいただきたいと思います。きっと彼女の作品が好きになりますよ。

ここまでご紹介してきました水墨画家 竹田繭香さんですが、下記のブログでも彼女の魅力をご覧頂けます。もっと詳しく知りたい方は是非。

https://ateliercocon1211.hatenablog.com/

お問い合わせは atelier_cocon@yahoo.co.jp までお願いします。

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