見えない壁

人間には目に見えないものに意味を持たせることで基準を作ったり、評価したり、理解しようとする習性があります。

意味を持たせる=どういう思考でとらえるかなのですが、例えば、私にはまだ早い、1年ぐらい経ってから…今の自分には無理だ!もう少し上達してから…あの人とは気が合わない。恐らく向こうも私のことが嫌いだと思う。やったことがないから無理。そんな大役私には荷が重い。何かのり気がしない。ここは雰囲気が悪い。たぶん誰も興味がない。等々。

目に見えない不安や恐れに対し感情や思考によってブレーキを掛けてしまうことで、先ず踏み出さなければならない肝心の一歩が踏み出せなくなります。何かと理由をつけて失敗するのを未然に回避しようとするのです。

新しいことへの挑戦は確かに勇気がいります。自分が未経験のために結果が予測不可能だからです。勿論、計画も何も無い状態でチャレンジするのは無謀かも知れません。でも失敗を恐れて何もしないより失敗の経験が出来るだけましではないでしょうか。

その失敗を教訓にし次はどうすれば失敗しないかを創意工夫を繰り返すことで目的地に早く辿り着きます。何もしない人はまだスタートラインにも立っていないのです。

納得のいく計画書を作り上げないとスタート出来ない人も同じく「俺は石橋を叩いて渡るタイプだから」って言い訳を武器にスタートしません。

私のセミナーにも言い訳の達人はいます。いいからやってみろ!と内心怒鳴っています。言い訳の達人は理屈っぽくプライドだけは高いのが特徴なので批判すると理論武装します。

やってみて出来た時には「意外と簡単でした」出来なかった時には「ほら、だから出来ないって言ったじゃないですか」と必ず言います。

私は、「出来る出来ないよりも先ず一歩踏み出せたことを喜べ」「自分が作り出した壁の向こうが少しだけ見えたんじゃないか?」と内心微笑みます。

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